小諸で商売する方がもつ「福枡」が授与される
小商売繁盛や五穀豊穣、家内安全の神社
與良蛭子神社の始まりは、江戸中期に発生した商売繁盛や五穀豊穣を大黒さまに祈るお祭り「甲子講(きのえねこう)」が起源だといわれています。
江戸末期には大黒さまと併せてえびす神も祀るようになり、連綿と受け継がれてきました。社殿は昭和32年(1957年)に建立されたものです。
例大祭は、七福神のひとり「えびす神」が1月に稼ぎに出て、11月に戻ってくることから、新年と秋の二回開かれます。
1月19日・20日の「初えびす」、11月19日・20日の「えびす講」は、商売繁盛や五穀豊穣、家内安全などを祈願する人びとで賑わいます。
この例大祭で授与される「福枡」には、えびすさまと大黒天さま、そして御種銭(おたねせん)が収められています。
御種銭は買いものや釣り銭などで使用すると、「種をまくことで、利益として大きくなって戻ってくる」といわれる縁起物。
特に自営業や農家の参拝者に人気となっています。