徳川家からの賜物が多く残された
禅らしい景色を魅せる名刹
天文5年(1536年)に開創された曹洞宗のお寺。
関ヶ原の戦いの直前、徳川秀忠の軍勢が真田氏を攻めた際に住職が和睦の仲立ちをしたことから、徳川家より賜った秘宝が今も受け継がれています。
大正12年(1923年)に海應院の境内で発見された「コモロスミレ」は、小諸市の花にも指定され、4月下旬〜5月上旬ころに、濃い紫色の八重咲きの小さな花を咲かせます。
樹齢380年を越える「潜竜の松」は、天に登っていく竜が見え隠れしているような圧巻の佇まい。コモロスミレと同様に小諸市の天然記念物に指定されています。
隅々まで手入れの行き届いた境内は桜や牡丹、芍薬、ダリア、紅葉など、四季折々の美しい花で彩られています。
入口から、歩みをすすめるごとに景色が変わる禅宗らしい参道や庭園をお楽しみください。